知っておきたいお墓と仏事

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知っておきたいお墓と仏事の知識 Q&A

お墓の形に決まりはあるの?

どのような形が良いとか悪いとか決まりはありません。お墓の型は、時代と共に変化しており、特に近年では自由な感覚のデザインが増えてきています。わが国で最もポピュラーなのは和墓ですが、こだわることはありません。
お祀りする人の心が大切です。

建墓の予算はどのくらい?

一般にお墓は高価なものと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
当社では本当によい品を、良心価格で、お客様のご予算に合わせて誠実な見積もりをさせていただきます。
建立時の価格の高低より、20年、50年先の値打ちを考えて計画されるとよいでしょう。

生前の建墓は縁起が悪い?

生前に建墓することを寿陵と言い、古くからある風習です。エジプトのピラミッド、中国の始皇帝の陵墓を始め、聖徳太子も自ら墓を築きました。家族制度が変化し、最近はこの寿陵がふえる傾向に ありますが、子孫に建墓の負担をかけることなく将来の霊の安息所が得られ、また、家運の隆盛、長寿にもつながると言われ、決して縁起の悪いものではありません。相続税がかからず節税対策になるというメリットもあります。

お墓を建てる時期は?

お墓をいつ建てるかという一定の決まりはありませんが、できるだけ早い時期に墓石を建て、供養するのがよいでしょう。結論としては「思い立ったが吉日」です。一般的には、親類縁者が揃って供養する機会、四十九日や百か日、一周忌や三回忌などの年忌、お盆、お彼岸、祥月命日などがよいとされています。また新仏のお宅の場合には個人の一周忌に建て、開眼法要をあわせて営むことが一般的です。なお建墓にあたっては石材の加工から基礎工事、据付までおよそ2ヶ月以上かかることもあります。法要の予定などを考合わせて早めに発注しましょう。

石材の種類と選び方は?

石碑に最も多く使用されているのは一般的に御影石といわれる花崗岩です。白御影、青御影、黒御影といった種類があります。石の硬度が高く、変色にも強いことから関西では青御影が、関東では黒御影が主流となっています。また、最近は海外からの輸入物もふえて来ました。当社ショールームには様々な石材のサンプルが展示してありますので、お客さまご自身の目で直に確かめてお選びいただけます。

お墓を改葬するときは?

お墓の引越しを「改葬」といい、お墓が遠くて、お参りに行けないような方がよく行います。しかし、大切なお墓の移動ですから、それなりの手続きが必要になります。
1.旧墓地の管理者に埋葬証明書を発行してもらいます。
2.受入証明書を移転先の管理者からもらいます。
3.そして、その二つを旧墓地のある市区町村役場の戸籍係または市民課などに提出して、改葬許可書の交付を受け移転します。また、法律上以外で大切なことは、いままでのお墓の御霊抜きの法要をお寺様にしていただくことです。そして、新しいお墓に納骨するときは、開眼法要を営みます。

お骨は葬式後いつお墓に納めたらいいの?

百か日や、それに近いお彼岸などの日を選んで、お寺様にご同道願って、ご納骨されるのが一般的です。地方による習慣もありますので、貴家の菩提寺のご住職とご相談くだされば結構です。
お墓がある場合、49日が多いです。
ご家族で相談してお決めください。

お墓ができるまでお骨はどのように安置すればいいの?

ご自宅の仏壇に安置しておきます。またお寺様や霊園にある納骨堂に安置してもらうことができますが、それぞれに期間の定めがあり、費用も発生してくる場合もあります。詳しくは貴家菩提寺にお問い合わせください。

お墓ができたら

お墓が完成したら、あらかじめお寺様と打ち合わせて日取りを決め、開眼法要を行います。魂入れ、入魂式などとも言われ、開眼をしてはじめて、わたしたちが礼拝すべき容儀がととのうとされています。

お墓を建て直すときは?

お墓を新しく建て直す時は、古い墓石の魂抜きの法要を行い、ねんごろに供養します。そして新しい墓石を据付けて開眼法要を行い、魂入れをします。